現代の質屋

現代の質屋は、長い歴史の中でずっと背負い続けてきたマイナスイメージを、やっと払拭できました。

これは、人々に一度忘れられたことが、リセットの効果を生んだのだと考えられます。

今の30代以下の世代に「質屋のイメージは?」ときくと、返ってくる答えは「リサイクルショップ」とほぼ同じです。

質屋が金融業であるという事を、知らない人も多くいます。

これは、時代の中で陰の存在となり、普通の暮らしの中からは忘れ去られたあとに、「中古ブランド品販売」という新しい商業戦略で、時代に乗り出していったことで実現しました。

ブランドブームの過熱ぶりは、一時期ものすごいものがあり、特に1990年代には、バブル後の不完全燃焼精神が、お金はないが、贅沢がしたい、という需要を呼び、ブランド品よりも「中古ブランド品」に対するニーズが急激に高まったのです。

そこで、多くの質流れ品を扱っていた質屋に注目が集まり、その時期には、中古ブランド品と値段が書いてあるだけの、一見ただの折り込み広告のような雑誌が、数多く出版され、実際に読者を獲得しました。

この時期を経て、今のようなオープンで明るいイメージを持つことに成功したのです。

その流れのなかで、質屋の店内も随分と様変わりしました。

特に女性向けのブランドバッグなどをメインに扱う質屋では、女性でも安心して入りやすい店構えです。※参考…須賀質店

時代の流れにあわせて、質屋も変わっていっているんですね。